フランスの伝統と歴史が育てたネグリタラムは、
まさに「ラムの貴婦人」。
160年間に渡り「可憐な少女のプロフィール」で親しまれてきました。
その重厚で高貴な香りは、洗練されたフレンチラムの真髄です。
HISTORY
フランスの洗練された
文化との出会い
1857年にフランスのリモージュに創立されたバーディネー社。創立者のポール・バーディネーは、それまでの野性的な荒々しいイメージのラムを、都会的で洗練されたお酒に一変させました。ポールはさまざまな醸造元から色々なタイプのラムを取り寄せ、経験豊富なブレンダーにブレンドさせ、それをさらに熟成させることで、いつ飲んでも同じ品質で同じアロマのラムを提供することに全身全霊を傾けました。このラムをボトルに詰め、ネグリタ ブランドを冠しての発売に踏み切りました。品質にばらつきの多かった当時のラムから一線を画したネグリタ ラムは、大きな人気を獲得することになりました。
可憐な少女の
プロフィール
ネグリタ ラムの安定した品質に加えて、ラベルによるイメージ戦略でも大きな成果を挙げました。
初期のラベルの片隅に小さく描かれていたのが、マドラス・ヘッドドレスに大きなイヤリングの愛らしい混血娘でした。名はネグリタ。ところが、しだいにこの可憐な少女の顔が評判を呼び、ラベルの中央に移されることになります。そしてついには、ネグリタの顔で指名買いされるまでに広く愛されるようになったのです。赤い楕円形の縁取りをしたラベルに描かれた混血娘の横顔は、フレンチ ラムの代名詞として、いまなお世界中で親しまれ続けています。
日本にはじめて
ラムを紹介
1905年(明治38)、日本にはじめてラムを紹介した実績は、バーディネー社の誇りとして今に語り継がれています。この年、社長が来日しているのですが、当時の日本は日露戦争の勝利で沸き立っており、戦勝パレードによる大混乱が各地で展開されていました。そのため、せっかく長崎に入港したものの、東京にまでたどり着けなかったというエピソードも残されています。
MANUFACTURING
METHOD
カリブ海生まれの
ラムをフランスで熟成
今日、バーディネー社は西インド諸島のマルチニック島などの工場で蒸留したラムの原酒をボルドーに運び、オーク材で作った樽で熟成させて世界中に供給しています。ネグリタ ラムの高貴な味わいと豊潤な香りは、フランスの伝統と歴史が育んだ「ラムの貴婦人」の名にふさわしいもの。フランスでは一二のシェアを争うリーディングブランドであり、世界各国でカクテルや洋菓子作りに欠かせない存在として愛されています。ちなみに、ボルドーの銘菓として有名なカヌレ作りにもラムが不可欠ですが、カヌレ協会会長はネグリタ ラムを使ってこそ本物のカヌレであると推奨しているほどです。